雨漏りは根本的な原因を解決できないと、何度も再発してしまいます。
何度も雨漏りして困った経験をお持ちの方も多いでしょう。
雨漏りは屋根以外にも、様々な場所から発生するため、原因の特定が難しい場合があります。
一方で、すぐに対処しなければ住宅に深刻な被害を及ぼしてしまいます。
そこで今回は、雨漏りを放置するとどのようなリスクがあるのか、雨漏り箇所の見つけ方について解説します。
□雨漏りを放置するとどうなるのか
今回は、雨漏りを放置するリスクを3つ紹介します。
*見た目の悪化
屋根や外壁から屋内に侵入した雨水は、壁や天井のシミの原因になります。
また、外壁にも影響が表れることがあり、ひび割れや黒ずみのような変色など、一目でわかるような形で現れます。
美しい外観が損なわれるだけでなく、家が老朽化して見えるでしょう。
*住宅性能の低下
屋内に侵入した雨水が住宅の構造部まで侵入すると、構造部の木材の劣化や腐食を引き起こします。
構造部の木材が腐食すると、住宅の耐久性が低下してしまいます。
また、住宅性能の低下に伴い、住宅の資産価値も低下してしまいます。
*健康被害
雨漏りは住宅そのものに悪影響を及ぼすだけでなく、住む人にも被害を及ぼします。
雨漏りによって湿度が高くなると、カビやダニが繁殖しやすくなります。
カビやダニは喘息やアレルギーなどの原因になります。
仮に健康被害が出なかったとしても、カビ特有の臭いや、湿度が高くじめじめとした室内の空気は、住むうえで不快感を感じるでしょう。
□雨漏り箇所の見つけ方
雨漏りをご自身で見つけたい場合、紹介する2つの方法をおすすめします。
1つ目は、目視で確認する方法です。
これは最も簡単な方法ですが、天井から雨水が垂れている場合には有効な方法です。
屋根だけでなく、外壁や外壁の窓サッシなどを確認しましょう。
屋根を上から確認するのが難しい場合、まずは外壁のひび割れや、コーキングの劣化が生じていないか確認してください。
2つ目は、散水調査です。
散水調査とは、様々なところから水をかけ、雨漏りを疑似的に再現することで原因を調べる方法です。
目視に比べて水の侵入経路がわかりやすいことがメリットです。
屋根に乗った状態で調査するのは大変危険なため、必ず地上から散水しましょう。
□まとめ
今回は、雨漏りを放置するリスクや、雨漏り箇所の見つけ方について解説しました。
雨漏りの原因はご家庭でも特定できる場合がありますが、専門の会社に依頼して調査するべき場合もあります。
屋根に乗って調べる場合、無理に乗ってしまうと怪我につながる恐れもあるため、依頼することを検討しましょう。